《家の売却》#2 売却には諸費用がかかる

家を売却するには、諸費用がかかりその額は意外と大きいものです。予備知識としてご確認ください。

家を売る時には、その家によってかかってくる諸費用がまちまちで、売却代金が全て自分のものになるとは限りません。例えば・・・

(例1)住宅ローン残債が残っている場合

・ローン返済の資金

・ローンの抵当権を抹消する費用

(例2)戸建の場合、その土地の明確な大きさがわからない

・土地の広さを確認、隣地との境界線を確認する費用


不動産売却にかかるそれぞれの費用とは

それでは、大まかな諸費用についてご紹介します。ご自身の売却されたい物件に対して参考までに照らし合わせてみてください。

■仲介手数料

不動産売却を依頼した不動産会社へ、家が売れた時の成功報酬です。家が売れなければ売り主へ請求できない事になっています。仲介手数料は法律で定められています。

■抵当権抹消費用

住宅ローンに残債がある=購入時に抵当権が設定している、ということ。売却の際はその抵抗権抹消登記をしなければならず、登録免許税が必要となってきます。また、抵当権の抹消を一般的には司法書士に依頼する事が多く、司法書士への報酬も必要となってきます。

■不動産売買契約書の印紙税

売買契約書には印紙を貼り、契約両者が割り印を押します。

印紙の金額については国税庁のホームページをご参照ください。

■建物解体費用

売却したい土地に古家があり、その土地の引き渡し条件に「更地にして引き渡す」となっている場合には建物を解体しなければならず、その解体撤去費用がかかります。

■測量費用

売却したい土地の広さ(大きさ)を証明できない場合は実測が必要となり、その測量実測に費用がかかります。

■譲渡取得税

売却した物件で利益が出た場合、所得税と住民税が課せられます。所有期間によって計算方法が変わってきます。

譲渡取得税の金額については国税庁のホームページをご参照ください。

■その他

・不要品処分費用

・引越費用

など



家が高く売れるには越した事がありませんが、想定額よりも低くなってしまう場合もあります。資産価値はその時々によって変動するものですので、それらも含め資産価値を改めて確認しておく機会があるといいでしょう。

また、不動産売却には諸費用がかかってしまいます。あらかじめ併せて確認しておくといいでしょう。

不動産じかん

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