賃貸住まいあれこれ#01 メリット・デメリット

賃貸住まいのメリット/デメリットは物件によって様々です。

新しい住まいを考えるとき、<賃貸住宅>がいいのか<持ち家>がいいのか、ご検討される際にお役立てください!

▼賃貸住まいでのメリットは?

・そのとき、その立場など、収入、家族の人数、などの住まいを選ぶことができる
・初期費用が固定

・数ある物件情報のなかから選ぶことができる

・気軽に住み替えができる


例えば、

■就職を機に初めてアパート一人暮らし、初期費用に悩んだ男性Aさんの場合

私鉄快特駅から徒歩10分(通勤時間40分)、建築後25年のマンション1DK、月額62,000円

就職が決まり住まいを探しました。探すルールは家賃(月額6万円以内)と通勤時間(片道30分)に設定。すると早速悩みます。<広さ>と<建築年数>です。インターネットの賃貸物件情報ばかりに頼っていつもいい物件が無いかと探していましたが、思い切って不動産会社に行き内覧をさせてもらいました。1日に4件のアパートとマンションを見て、あとで不動産業者に返事をするというよくあるスタイルです。学生寮と違い、家電やそろえるものがありお金がかかる恐怖がありましたが、「契約も含め、全部で30万円くらいかかり、親に出してもらいました。予想よりは少なく抑える事ができましたが、それでも引越はお金がかかるんですね」

築25年と古く、通勤時間も予定よりオーバーしましたが、敷金・礼金なしで契約ができたこと、様々なリフォームがされて設備面では充実していたこと、あとは、36㎡のわりに賃料を抑える事ができたため満足しているそうです。


★Aさんがいい物件に恵まれたポイント★

賃貸物件では多くの物件情報のなかから選ぶので、ご自身のなかで譲れない条件を決めていたことがいい物件に出会えたんだと思います。特に、不動産業者に相談していたため。敷金礼金なしで情報が一般に流れる前に物件の契約ができた事が良かったんだと思います。



▼賃貸住まいでのデメリットは?

・所有物ではないのでずっと住めない

・2年に1度の更新がある(更新料がかかる)
・思う通りのリフォームができない
(できない訳ではないが敷金を失うまたはそれ以上に支払うことになる)
・規約に阻まれ、自由度がない(石油ストーブの使用ができないなど)


例えば、

■引越したいが引越できない新婚夫婦Bさんの場合

JR駅から徒歩3分(通勤時間30分)、新築マンション2LDK、月額140,000円

新築で駅から近いマンション、というご希望で少々高額となってしまいましたが、ドラマのようなお住まいで充実した日々。共働きをして5年後にはマイホームを、と計画していましたが、お子様ができたことで奥様は一時働けませんでした。思いのほか貯蓄ができず、念願のマイホーム計画は先延ばしとなっています。便利で新しい物件ではありますが、最初の住まい選びをもう少し将来を見据えておけばよかった、とも思っているそうです。


★Bさんが次へのステップアップでつまづいてしまう理由★

住居費です。お子さんを育てながらお若い二人の収入では簡単に貯金ができていないそうです。いっそのこと月額賃料が安い物件への住み替えも考えましたが、契約や引越には費用がかかってしまい、そこまでの出費の捻出も今は厳しいそうです。想定外だったかとは思いますが、最初の段階で余裕のある住居費にするとお金の苦労は無かったかと思います。が、通勤でのストレスがさほどなく、保育園も駅ナカとのことですので、子育てしている環境は良いと思われます。見えないところに高い価値がありますね。


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