新築マンションであっても、中古マンションであっても、チェックして比較したいことがたくさん!その中でも今回は建物についてチェック事項をご紹介します。
地震大国のニッポン、そして多くの自然災害が。
現在、日本では、どこで何があるかわかりませんね。最近では熊本県や大分県の連続した地震災害、そして大雨による土砂災害など。30年以内に震度6以上の揺れに見舞われる確率の表によると、熊本は7%でしたから・・・。
政府の地震調査研究推進本部から発表された「全国地震動予測地図」より主要都市では、
札幌:0.5%、仙台:5%、千葉:85%、東京(新宿):47%、横浜:81%、甲府:48%、静岡:68%、名古屋:45%、京都:13%、大阪:55%、神戸:45%、和歌山:57%、広島:22%、徳島:71%、福岡:8%、宮崎:43%、沖縄:20% と、
大まかですが、実際にこれが正確に地震が起こるわけではなく、あくまでも確率です。が以前よりもまして国民が注目するニュースとなっています(2016年6月10日発表)
地震を含め多くの自然災害にも負けない、いや、強い構造と耐震性を購入前にはチェックしましょう!
耐震基準の改良
1981年(昭和56年)に耐震強度について基準が見直されました。新耐震基準は高いレベルでの耐震性が義務づけられたため、1981年よりも前に建てられた物件はその範囲ではないことに注意が必要です。
中古マンションを検討するのであれば、その仕様を確認し、耐震基準に基づいているかを確認すると良いでしょう。
新築のマンションであっても地震に対しての構造が「免震構造」「制振構造」など様々な性能の違いがあります。
また、地震に対する性能は年々改良されており、今後も新しい性能が出てくると予想されます。現段階では新耐震基準よりも更に進んだ構造となっており、都内に林立する超高層マンションなどは通常よりも更に厳しい基準に沿って建設されています。
新築マンションのチェック
新築マンションでは建設中のため直に目で確認できませんが、多くのモデルルームではその構造について担当者が詳しく紹介できるようにしており、物件によってはモデルルームで柱などの構造がわかりやすいようにスケルトン展示されていることもあります。
また、工事途中の見学会を実施しているマンションもあります。柱や壁など実際に確認出来る機会ですので、購入の際は是非参加すると良いでしょう。
中古マンションのチェック
中古マンションはその築年数によって過去の履歴が様々です。チェックしておきたい点は
外観の
・物件の柱、壁にヒビがはいっていないか
・補修箇所があった場合、しっかり補修されているか
・耐震診断または耐震補強の実施をしているか
・大規模修繕がいつ実施されているか、またその履歴があるか
対象物件内部の
・黒カビなど生えたままになっていないか
・水回りの漏れがあったあとはないか
また、専門の住宅診断(ホームインスペクション)に依頼をし、プロのアドバイスをもらうのも一案です。
中古マンションは建築の経過年数によって相違が多々あります。自然災害から身を守るには注意すべき点となります。
保証について
新築マンションでは、建物の構造部について10年保証が義務づけられています。
また、設備などについても各メーカーが保証をしているので、購入の際はひとつひとつチェックしなくても良いですね。
但し、中古マンションでは保証内容も仲介会社によってまちまちです。実際に住んでみないとわからない、ということもあります。購入後になにか問題があったとき、売り主がその責任を負ってくれるのか、それとも仲介会社の保証サービス内でフォローしてもらうことができるのか、など事前に確認する必要があります。物件それぞれで内容が異なりますので、購入前にはきちんとチェックしたおきましょう。
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